めでたい時の沖縄料理、中身汁。

こんにちは。

ゆいみーるのブログを見つけてくださってありがとうございます。

いつもの食卓を沖縄料理で少しだけ特別に…

通販サイト、ゆいみーるです。

 

手間ひまかけた沖縄料理といえば、中身汁

はじめにお伝えしておきますが、まるで中身汁を販売しているかのように語っておりますが、ゆいみーるでは今のところお取り扱いはありません。

ごめんなさい!

でも、中身汁美味しいので語らせてください。

 

 洗練された臓物料理。

沖縄料理には、ものすごく手間と時間がかかる、でもしっかり受け継がれてきた特別な料理があります。

それは、中身汁(なかみじる)。

中身とは、豚の内臓。

いわゆる豚の大腸や小腸、胃のことです。

この中身をお汁にしたものが、今回の主役【中身汁】です。

なかなか刺激的な具材ですが、沖縄の命を支えてきた大事な沖縄料理なのです。

昔の沖縄は、豚を1頭買いして「豚は鳴き声以外は全て食べる」と言われるくらい、残さず食べてきました。

貧しい庶民は、特別な時だけ近所のお家とまとめて一頭の豚をつぶして、分け合いながら作った中身汁は、沖縄の人にとっては、貴重でとっておきなおつゆなのです。 

 

 

笑顔のそばにいつもある沖縄料理

 中身汁は今でも、お正月や結婚式、誕生や長寿のお祝い、沖縄の年間行事などには欠かせない料理です。

たくさん作って、大勢集まった人に中身汁を振るまうのがお決まり。

「おめでとう」っていう言葉や、家族や大切な人の笑顔に一番似合う料理。

それが中身汁なんですね。

中身汁は、具材はこってりしてるイメージですが、おつゆは透明ですっきり。

椎茸と鰹と豚のだしを、ほんのちょっとの醬油で味つけした、かなり上品なおつゆです。

なので心にも胃腸にも優しくて、あたたかくて味わい深いのです。

 

手間ひまかけることで、美味しさに一歩一歩近づく

 

中身汁は、琉球料理の中でも特に時間と手間がかかる料理だと言われています。

それが、胃と腸の下ごしらえ。

中身は、脂と臭みがたっぷりあるので必ずそれを落とさなければいけません。

これが大変!

小麦粉をたっぷり使ってゴシゴシもみ洗い。

かなり強めのもみ洗いでこれを2〜3回繰り返します。

沖縄のお肉屋さんは、ここの工程が大変なので、洗濯機を使うところも多いのだとか。

すごいですね。

その後、たっぷりのお湯で下茹でをするのですが、これも一回めだとまだ濁りがあるのでこの濁りがなくなるまで、2〜3回繰り返します。

この下茹でがしっかりできると、ゴシゴシ洗っても切れなかった中身が手でちぎれるようになります。

量にもよりますが、ここまでで2時間かかることもあるそう。

臭みも脂もなく美味しく食べるために一歩一歩。

ものすごい時間を使ってきたんですね。

この透き通ったスープはこの手間の証し。

これが途切れることなく受け継がれてきたことが、素晴らしいですよね。

 

昔は、小麦粉が手に入らなかったので小麦粉のかわりに、豆腐を作った時にできたおからを使っていたそうです。

昔は豆腐を家庭で作っていたので、おからが家にあるのが普通だったそうです。

頭が下がります。

さらに昔になると、中身をバショウの幹と一緒にカゴに入れてしごいて洗って、洗うだけだと不十分なので、油で炒めてからおからや米糠(こめぬか)と一緒に茹でてミカンの皮を入れて臭みを消していたのだとか。

どう考えても面倒くさいはずなのに、どんな気持ちでそれを受け継いだのでしょうか。

すごいですよね。

今は、しっかり下処理した中身が売ってるそうで、いい時代になりました。

 

受け継がれてきたのにはワケがある

そんな大変な中身汁、わざわざ作って食べるだけの価値があるんです。

沖縄は料理を薬のかわりとして食してきましたが、中身汁の中身は栄養価抜群です。

良質なたんぱく質が豊富で脂肪も少ない、メタボ&ダイエットに最高です。

そして、ビタミンA・D、ミネラル、鉄分の宝庫。

貧血疲れ、病み上がりで体力つけたい方にもぜひおすすめしたい栄養です。

糖質制限されている方も、安心して食べていただける料理です。

何より温かくてホッとする味と、大切なひとに食べさせたくて受け継がれてきたストーリーを感じながら、食べてもらいたいな、と思います。

 

沖縄に行ったら【中身汁】ぜひ食べたいリストに入れていただけたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

沖縄料理通販サイト

ゆいみーるでした!



ゆいみーるのお得情報&最新情報が貴方のLINEに届く!お友だち登録はこちらから